Zambian Emeralds


クレオパトラが愛したというエメラルド。粉末状に砕いたエメラルドをアイシャドーとして使用したとの逸話が多く残されているほどです。中央アフリカに位置するザンビアでは、1976年にエメラルドの採掘が始まりました。そして世界の約2〜3割を占める量のエメラルドが産出されています。

一般的に、エメラルドはインクルージョンやクラックが多い宝石と言われてます。コロンビア産は内包物が多く含まれのに比較し、ザンビア産のエメラルドの特徴は、インクルージョン(不純物・内包物) が少なく、透明度がかなり高いのです。

従来、エメラルドはオイル処理をすることにより、透明度が増し、グリーンが引き立ちます。しかし注意として、過度にオイル処理等をしたものは、一見美しく見えるのですが、かなり安いものがあるということは念頭に入れておいた方が良さそうです。
オイル処理したエメラルドは、熱や湿度に弱いというデメリットがあります。また、経年劣化による退色やひび割れも起こり得ます。

ザンビア産のエメラルドには、オイル処置は施されておらず(ノンオイル)、それは希少で価値が高い貴重な宝石となります。

オイル処理なしザンビア産エメラルドは、
透明度が高い
インクルージョンも少ない。
経年劣化の心配は全くない。



ザンビア共和国(ザンビアきょうわこく)、通称ザンビアは、アフリカ大陸南部に位置してます。首都はルサカ。かつてはイギリス領北ローデシアであった地域で、独立後もイギリス連邦加盟国であり、公用語は英語である。内陸国であり、コンゴ民主共和国、タンザニア、マラウイ、モザンビーク、ジンバブエ、ナミビア、アンゴラ、ボツワナの8カ国と隣接している。国の人口は1,735万人(2018年:世界銀行)。世界平和度指数ランキング(2018年)では163か国中48位となり、アフリカで最も平和な国の一つとして評価されている。

ザンビアと南隣のジンバブエとの国境に流れるザンベジ川には世界三大瀑布の一つと称されるヴィクトリアの滝があり、アフリカを代表する動物、ゾウ、カバ、キリン、シマウマ、ヌーも多く住み、大自然が残されている。一方で、北部のカッパーベルトには銅鉱山が多数存在し、独立以前から銅の生産を主産業とする大鉱産国である