MOZAMBIQUE モザンビーク
モザンビーク共和国(モザンビークきょうわこく)、通称モザンビークは、アフリカ大陸南東部に位置する共和制国家。南に南アフリカ共和国、南西をエスワティニ、西にジンバブエ、北西にザンビアとマラウイ、北はタンザニアと国境を接する。東はインド洋で、モザンビーク海峡内や対岸にマダガスカルとコモロ、フランス領のマヨットおよび無人島群の一部が存在する。首都はマプトである。国土面積は約79万9000平方キロメートル(日本のおよそ2倍)、人口は約3036万人で増加傾向にある。
<概要>
同国は東アフリカに位置する。かつてはポルトガルの旧植民地であり、1964年からモザンビーク独立戦争を戦い抜いた後の1975年に独立を達成した。その後も政情は不安定で、1977年から1992年までモザンビーク内戦が続いた。ポルトガル語諸国共同体ならびにポルトガル語公用語アフリカ諸国の加盟国となっているが、隣接国が全て英語圏の国家であるため1995年からイギリス連邦へ加盟している。
<国名>
正式名称は、ポルトガル語でRepública de Moçambique(IPA: /rɨˈpublikɐ dɨ musɐ̃ˈbikɨ/ レプーブリカ・デ・ムサンビーケ)。通称、Moçambique(ムサンビーケ)。公式の英語表記は、Republic of Mozambique。通称、Mozambique(モウザンビーク)。
日本語の表記はモザンビーク共和国。通称、モザンビーク。国名はかつてポルトガル領東アフリカの首府が置かれたモザンビーク島に由来し、島の名前が全土を指す名前となった。独立後の1975年から1990年まではモザンビーク人民共和国だったが、1990年の憲法改正により現在のモザンビーク共和国となった。
独立時に主導権を握ったのが社会主義を掲げるFRELIMOだったために、冷戦中は国内の内戦の状況がそのまま親東側政策に結び付き、親西側の立場から反政府ゲリラを支援するローデシアや南アフリカ共和国などとは敵対政策が続いた。冷戦終結後は西側諸国との友好関係を深め、全方位外交を行っている。
ポルトガル語諸国共同体の一員であり、ポルトガルやブラジル、カーボベルデ、アンゴラなどポルトガル語圏の国々(ルゾフォニア)とは深い絆を保っている。周辺諸国との関係においては、特に南アフリカ共和国との関係が経済的に大きい。また、タンザニアとは独立戦争以来の友好関係が存在する。隣接国が全て英語圏であるため、1987年からイギリス連邦のオブザーバーとなっていた。モザンビークが南アフリカとジンバブエの民主化に大きな役割を果たした功績が認められたため、1995年に正式にイギリス連邦に加盟した。
<日本との関係>
1980年代以降日本に留学する者が現れており、ベンビンダ・ツレのように長期間の留学を経て日本で就職後帰国した者もいる。このベンビンダは小学生向けの学習雑誌に読み物が掲載されたり、帰国の年にはラジオ番組で特別企画が長期間にわたって組まれるなど多くの日本人に名前が知られた。第5回アフリカ開発会議中の2013年6月1日に、横浜で日本との間に投資協定が結ばれた。2018年にはIHIにより最新鋭のガスタービン火力発電所が首都マプトに建設されている。
🔳在留日本人数 – 195人(2018年10月時点)
🔳在日モザンビーク人数 – 約130人(2019年12月時点)
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